東京・古代オリエント博物館でシュリーマン展
9月19日から東京・池袋の古代オリエント博物館で、天理大学創立90周年記念特別展「ギリシア考古学の父 シュリーマン――初公開! ティリンス遺跡原画の全貌」(天理大、天理参考館、天理図書館共催)の巡回展が開催されている。
同特別展は、4月15日から6月8日にかけて天理参考館で開催し、参考館、図書館が所蔵するシュリーマンにまつわる“第一級資料”など98点を一般公開。7月からは、岡山市立オリエント美術館など国内4都市で巡回展を実施している。
古代オリエント博物館は、西アジア・エジプト地域の古代文明を紹介することを目的に、日本最初のオリエント専門の博物館として昭和53年に開館。古代オリエントに関する資料を収集・展示するとともに、海外での学術調査や研究活動も行っている。特別展に向け、同館では250分の1に縮小したティリンス遺跡の模型を作製。原画と併せて見ることで、遺跡の全体像をより分かりやすく理解できるよう工夫した(模型は参考館、岡山市立オリエント美術館でも展示)。
会期中は古代ギリシア人に“変身”できる試着体験もできる。学芸員によるギャラリートーク(展示解説)は10月11日(日)、10月31日(土)午後2時から行われる予定。
会期は11月8日(日)まで。開館時間は午前10時から午後5時まで(入館は午後4時半まで)。
問い合わせは同館へ。
電話03-3989-3491
URL=http://aom-tokyo.com/